「赤い顔」気になりませんか?
掲載日:2009.09.09
「どうしたの?顔が赤いけど」「日焼けしたみたい「お酒飲んだみたいに顔赤くなってるよ」など、人から言われるのは本当につらい。
特に緊張したときとか、お風呂上りは真っ赤ほてって頭の中も「ボーッ」とのぼせ状態になる。早くどうにかしたいと思っておられるあなた、「漢方の力」が見事に解決してくれます。
ほてり、にきび、肌荒れ、吹き出物、便秘など「血熱」が原因かもしれません。
「血熱」を冷まして「赤ら顔」を治しましょう。
「血熱」とはどういう意味?
中医学には「血熱」という独特な考え方があります。
「血熱」とは赤みのある発疹、紫斑、出血などの「血」症状のほかに、ほてりや発熱などの「熱」症状が見られます。つまり血液が熱(炎症)を持って興奮している状態です。
「血熱」になる原因は?
いろいろの原因が考えられます。ストレス、興奮、食生活の不摂生、生活習慣の乱れ、ウィルスやばい菌などの侵入。その他、アトピー皮膚炎、アレルギー体質、病気に伴うもの(高血圧など)、ホルモンの失調(更年期、ニキビなど)薬物の副作用によるもの(酒さ様皮膚炎など)。
また免疫失調(リウマチ)も赤い顔になることがあります。
「血熱」チェック表
あなたの血熱度合いをチェックしてみましょう。
次の項目が2個以上当てはまれば「血熱予備軍」です。
- 肌が荒れやすい
- 辛いものや脂っこいものを好む
- 便秘がちである
- イライラする
- のぼせやすい
- 口が渇く
- 生理前ににきびが出やすい
- 目に充血がある
- 舌の色が赤
- 赤いにきびや吹き出物が出やすい
次の項目が1個でも当てはまれば「血熱症」です。
- 出血傾向がある(鼻血、血尿、血便、血痰)
- 女性の場合、生理が通常より早く来て、出血量が多く、鮮やか
- 赤い発疹がある
- 発熱(微熱も含)
「血熱」にならないための養生法
- 睡眠を充分とる
- ストレスを発散するよう心がける。
- 脂っこいもの、辛いもの、甘いものの摂りすぎに気をつける。
- 体を冷ますものを摂るようにする。(ex.キュウリ、スイカ、ハッカ)
- 便秘が気になる人は腸を潤すものを摂るように。(ex.蓮根、バナナ、蜂蜜)
「顔が赤い」お悩み相談
(1) 23歳女性 Aさん OL
もともと色白のAさんは、この頃いつも顔がほてった感じがして、赤い顔が気になっている。
暖房のある部屋にいるととても酷くなるし、仕事が忙しくなると赤みも増して、目も充血、頭痛もする。
生理前になると症状ひどくなりイライラ、胸も張る。
仕事で人に会うたびに「顔の赤さ」を指摘されて毎日が不快な気持ち。
「解釈」
Aさんはストレスが多く、気血のめぐりが悪い。そのため血の中に熱がこもりやすくなる。熱は上にあがり顔がほてり赤くなりのです。
「漢方の力」解決法
気持ちをリラックスさせる漢方薬や気血のめぐりを良くする漢方薬で体調を整え、血熱を冷ます。漢方薬で改善していきます。
「治るまでの期間と金額は?」
1ヶ月ぐらいで頭痛・肩凝り、イライラなどかなり改善されます。
目の充血や顔の赤みは少し良くなり、2ヶ月〜3ヶ月で顔の赤みは気にならなくなります。
金額
30日分 15,000円〜(症状で若干違います。)
(2) 48歳女性 敏感肌 事務職
もともとアレルギーがあり、化粧品にも敏感ですぐかぶれ易い。閉経して1年。自律神経のバランスがとれず、のぼせ、ほてり、発汗などがある。
半年前化粧品にかぶれ、目の周りやほほのところに赤い小さな発疹と吹き出物が出来た。その部分はほてり、真っ赤になり少しかゆみもある。
「ステロイド軟膏」をつけて治すが、またしばらくしたらぶり返すので、そのつど「ステロイド軟膏」を使用していた。最近は赤みがどんどんひどくなり、ほてりも強くなった。
「解釈」
年齢的にも、ホルモンバランスが悪い状態で顔がのぼせやすい。
上に熱が上がり顔は敏感肌になります。また、ステロイド軟膏を長期使っていたので、その副作用で紅班、毛細血管拡張が起こり顔の赤みがひどくなったのです。
「漢方の力」解決法
自律神経のバランスを整える漢方薬で体調を整えながら、顔の赤みをとる「清熱解毒」「血熱をとる漢方薬」を服用します。食事療法も大切です。
また、お顔のお手入れ方として、血熱を取る漢方の化粧品を使うと効果が早いです。
金額
30日分 15,000円〜(個々人の症状に応じて)
(3) 17歳高校生 男子 スポーツマン
高校生になって急にニキビが出だした。赤いブツブツで、一部化膿したのもある。
鼻の周り、頬、あご、首に広がってる。繰り返し繰り返し赤いにきびが発生する。
肌は脂性。顔も赤く熱っぽい。肉食中心。便秘症。
「解釈」
赤い発疹、化膿性の吹き出物、ニキビを「熱毒」といいます。熱がこもっていた状態からもっと酷くなったものです。化膿していることが良くあります。
思春期はホルモン分泌が盛んで、皮脂腺分泌も増加し毛穴が詰まってニキビになりやすい上に、身体も熱っぽい。その上スポーツで汗まみれになってエキサイトすることも多いので、身体は熱くなりやすい。また、食事も脂っこいもの大好き、便秘も。これも悪影響。
「漢方の力」解決策
身体全体の熱を取る漢方薬を使いながら、さらに「熱毒」を追い出す漢方薬を使い、要するに漢方デトックスをしましょう。外側からのケアとして、洗顔をきちんとすること。
そして、食生活の改善も心がけていくと、2週間ぐらいで症状が治まってきだします。1ヶ月、2ヶ月服用されるうち目に見えてニキビがすこしづつ減っていき、赤い顔もだんだん取れてきます。
金額
30日分 15,000円〜(症状により金額は違ってきます。)
引用参考文献
アトピー性皮膚炎の正体と根治法 文芸社
あなただけの美肌専科 文芸社